最後の授業

今日で最後の授業になりました。

今日はみんなに伝えたいことがある。
それは化学は教科書に載っているものだけでは無いものと言うこと。
例えば、今回のテスト範囲では炎色反応というのをやりました。
この炎色なんておぼえてどうなる。とか考えると思う。
しかし、此を使ったことで思いもよらないことを調べることができる。
それは、銅線にプラスチックをつけて燃やす反応。
ここにあるプラスチックを持って来た。これを銅線につけて燃やす。ただ燃えるだけだ。
しかし、このプラスチックをラップフィルム(塩化ビニリデン)に変えてみよう
炎が緑色になった。これはプラスチックが燃えた色では無い。
プラスチックの中の塩素原子が銅線と反応して銅が炎色反応を起こしたんだ。
塩素を含むプラスチックを燃やすとダイオキシンが出る。
この実験ではプラスチックに塩素が含まれているかどうかを調べる簡単な実験である。
このように化学は身近なものにある。
そして、この一年、様々な現象を見せて来た。
化学は人を幸せにする力がある。
しかし、悪用することもできる。
また、間違った使い方によって不幸になることもある。
日曜に「ドキュメント’07」という番組が放送された。
カネミ油症と呼ばれる事件は次の世代にまで影響を及ぼしていると言う話である。
このとき問題になったダイオキシンの一つであるPCBである。
化学を学んだこと。
それを幸せになるために使って欲しい。