ためしてガッテン!の計算術
74×76=5624
と暗算で計算をしていた ためしてガッテン!
なぜ、この暗算ができるのか。検証してみました。
二桁の数を二つ用意します。
10a+b 10a+d
です。これを普通に計算して見ましょう。
(10a+b)(10a+d)=100a2+10ad+10ab+bd
=100a2+10a(d+b)+bd・・・・(1)
ガッテン流の計算でやって見ましょう
(10a+b)(10a+d)=100a(a+1)+bd
=100a2+100a+bd・・・・・・・(2)
このとき、d+b=10より、10a(b+d)=10a×10となり、(1)と(2)が同等と示される。
よってこの計算では、一桁の数が足して10にならなければならない。
ちょっとした数遊びですね。
やきにくじゅうじゅうもやってみましょう。
十の位が1のときの二つの数を
10+b 10+d
とおきます。
(10+b)(10+d)=100+10d+10b+bd
=100+10(b+d)+bd・・・(1)
やきにくじゅうじゅうもやってみましょう
(10+b)(10+d)=(10+b+d)×10+bd
=100+10(b+d)+bd・・・(2)
(1)と(2)は同じ
では インド式秘伝の計算もやってみましょう。
10の位の数をたすと10になる。1の位は同じ数字同士のかけ算です。
二つの数を
10b+a 10d+a
とします。普通にかけ算しましょう。
(10b+a)(10d+a)=100bd+10ab+10ad+a2
=100bd+10a(b+d)+a2・・・(1)
ここでb+d=10であるから、
(1)式は
100bd+10a(b+d)+a2=100bd+10a×10+a2
=100bd+100a+a2
=100(bd+a)+a2・・・・(1)’
に変形できる
インド式でやってみましょう。
(10b+a)(10d+a)=100(bd+a)+a2・・・(2)
(1)’と(2)の式は同じになる。