タミフルと異常行動の関係、「否定的」を撤回 厚労省

http://www.asahi.com/health/news/TKY200703220432.html

 インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した患者に異常行動が相次いでいる問題で、厚生労働省は22日、服用との因果関係に否定的だった、これまでの見解を撤回した。死亡例以外にも多数、飛び降りたり転落したりする異常行動が明らかになったうえ、こうしたケースの内容を調べず、判断材料にもしていなかったことを重視した。今後、すべての事故例を調査して、新たに判断し直すという。

インフルエンザ治療薬が別にあれば服用の中止という判断も出来るが、治療薬がない状態での服用中止。

インフルエンザの流行は去ったのかもしれないが、これからインフルエンザにかかったらどうするのだろうか?

とふと思いました。

何万という人が服用して事故が数件というとき、どんな薬でも副作用はあります(副作用がない薬は作用もないのですから)

薬を飲まないで高熱から肺炎や脳症に至るリスクと異常行動のリスクを考えたときにどちらをとるか
というのが患者側に問われる問題なのかもしれません。(インフルエンザで高熱が出ているときにこのような判断はできるか
どうかは不明ですが・・・)

しかし、今まで「異常行動」という副作用はないとしていただけに今後の調査の動向が気になります。

どんな人にも効く薬というものは存在しないのです。人それぞれ、個性がありますから。