優性の法則

昨日は何の日だったろう?

そうセンター試験のあった日です。みんなの中には「センター試験なんて関係ない」と今思っている人もいるかもしれないが、選択肢として「センター試験利用」も頭に入れておくといろいろチャレンジできるかもしれない。

センター試験は難しいイメージがあるが、実は案外簡単なものも含まれる。

今回は生物の問題の中で今の授業に関係のある問題を持ってきた。

父がB型 母がA型 息子がO型だという。

この問題のポイントは遺伝の定義「親の形質を受け継ぐ現象」のはずが
息子の血液型O型というのは 両親とも違う形質に見えると言うことである

だが、親から遺伝情報が伝わらないでO型になるというのは
問題として成り立たないのでここで推理する。
息子がO型ということは 父親か母親、あるいは両親からO型の遺伝子
を受け継いでいると言うこと

父親が持っているとしよう。そうなるとOの遺伝子を持っているのにB型の父親は
BとOではBの形質が現れる。
BはOより表に表れやすいこの形質を優性形質

問題文より AはOより優性と書いてあるから、母親もOを持っていないと子どもがO型にならない。

さて、このように1対の対立遺伝子によって遺伝が起こるときは必ず4パターンの子どもが生まれる
ゼッタイ生まれる! しかし、4パターンでも同じ形質になることがある。

ここで、優性の法則の話
 パソコンのシミュレーションでエンドウの交雑実験をやる。
まず、純系 丸 と純系 しわの子どもを考える。
ここで最初の純系をP 初めの子供を雑種第一代といい、F1とかく。

すると全て丸になった。
このとき、親の一方の形質のみ現れることを優性の法則といい、
現れる形質を優性の形質、現れない形質を劣性の形質という。

F1の子供同士からは何と 丸:しわ=3:1の割合で生まれる。
この理由は次回!
 割合の数字を足すと4
つまりさっきの4パターンの数字がここにある