色々な遺伝

いきなりだが、四街道市の花って知っているかな?
毎日いるのにいきなり聞かれると分からないものが多い。
でも四街道市の花を知っているというだけで結構物知りといわれるかもしれない。
四街道市のホームページを見るとわかる

http://www.city.yotsukaido.chiba.jp/index.html

サクラソウ」である。サクラソウについてちょっと写真を見て見よう。
桜のような花を咲かせる草だ。
ところでこの花には大きな花を付ける品種と小さな花を付ける品種がある。
これを掛け合わせるとどうなるか。
メンデルの法則ではどちらか一方の性質が出る。
ところがこのサクラソウでは中くらいの大きさの花というのができる。
メンデルの優性の法則に反する現象である。この現象はいまから90年前、マルバアサガオの花の色の研究で調べられた。
マルバアサガオには赤い花を付ける品種RRと白い花を付ける品種rrがある。
これを掛け合わせると桃色の花Rrができる。このようにどちらが優性なのかが不完全な関係を不完全優性といい、そのときできる品種を中間雑種という。
ここでRrとRrの子について各自考えよう。

Rr
RRRRr
rRrrr

さて、ほかにハツカネズミの遺伝についても考えて見よう。黄色のハツカネズミ同士を掛け合わせる。するとどういう結果になるだろう。
黄色の遺伝子Y、灰色の遺伝子r、親の遺伝子型Yyとしてこれも各自表を書いて見る。

Y
YYYYy
Yyyy

ここで黄色の遺伝子Yだけを持つと生存に必要な遺伝子を持つことができなくて死んでしまう。このような遺伝子を致死遺伝子という。