銅、銀、鉄

今回はアイテムとして硫酸銅・五水和物、硝酸銀水溶液、アンモニア、希塩酸、ホカロン、石炭、ヘキサシアノ鉄酸カリウム、を登場しそれぞれの化学反応を見せながら進めました。意外にもホカロンの中の鉄はFe2+とFe3+が混ざっているという結果になった。予想はFe3+だけだと思っていたのだが・・・。

授業の流れ
遷移元素の共通点を挙げる

硫酸銅を通して水和物と水酸化銅を見せる。

銅の水酸化物を見せる

銅とアンモニアの反応を見せる



硝酸銀水溶液を通して酸化銀を見せる

酸化銀とアンモニアの反応を見せる

硝酸銀と塩酸の反応を見せる



鉄は酸化鉄から得られる

石炭産業の盛衰

銑鉄と鋼

鉄は熱いうちに打て

Fe2+について
 水酸化鉄について

 ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウムと反応して、ターンブル青

Fe3+について 
 水酸化鉄について

 ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと反応して、ベルリン青

 チオシアン酸カリウムで血赤色

ここで、昨日使ったホカロンの中の鉄はFe2+,Fe3+になっているかどうか調べる。
カイロの中の鉄を試験管に取る。希塩酸を加える。
それを2本の試験管に分ける
そこにヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム、ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム水溶液をそれぞれ入れてみる
色が両方とも青くなる。ということは混合物だということがわかる。

最後にクロムについて

ニクロムカリウムを塩酸とアンモニアでそれぞれの液の色を見る。
さらにエタノールを入れて、どちらが変化するか見る。
酸性のほうは色が緑色になる。つまり酸化剤になっている。

酸性のときにニクロム酸イオンは酸化剤として働く!