金属の分離の演習

いろんな金属が含まれている時、それを分離する方法を前の時間にやった。
日常にあるものはいろんな金属を含むものが多くなっている。
それはさびにくくするためだったりする。さびにくくするため合金にする。
トタンは鉄に亜鉛をメッキすることで鉄をさびにくくさせている。
ブリキは鉄の表面スズをメッキして鉄のさびを防ぐ。しかし、一度傷が付くとブリキは中の鉄がさびてしまう。
さて今、アルミのさびからルビーを作るという実験を見てもらおう。
このとき、さびを落とすのだがこのさびの中にはいろんな金属のさびも含まれている。
これを分離するにはどうしたらよいか。特にトタンに使われている亜鉛とかと分けるにはどうするか。
亜鉛もアルミニウムも両性元素、過剰の水酸化ナトリウムにはとけるがアンモニアには亜鉛は溶けるがアルミニウムは溶けない。この性質を使う。
これで得られた酸化アルミニウムにクロムを入れるとルビーができる。

さて、金属の分離はひとつひとつ覚えるのは大変だ。
しかし、例外というものを押さえると簡単に押さえられる。
まず、塩化物はほとんど溶けるのに溶けない銀と鉛、
過剰の水酸化ナトリウムに溶ける両性元素、
アンモニアの過剰に溶ける銀と銅と亜鉛亜鉛はここでふたつともとけるので違う方法で分けなくては行けない。
硫酸と反応するのはカルシウム、バリウム、鉛とこれはもう定番になっている。
何度も繰り返して行くとそういうものかと思うようになる。ここで演習問題をやって1時間は終わり。