バイオテクノロジーとは何か

バイオテクノロジーとは何か。
これはバイオロジー(生物学)とテクノロジー(工学)が合わさった言葉である。
生物工学と言われる。
例えば、目の角膜が傷ついてしまった時、目は失明してしまう。
治療方法として移植するしかない。しかし、移植するにしてもなかなか手に入らない。
そこで、なかなか手に入らないものを生物の力でつくりだそうとする研究がされている。
これは、生物の体の仕組みに関係している。
血液の中の赤血球は120日の寿命で新しいものと置き換わる。
人間の細胞は常に新しいものに置き換わっている。
しかし、新しいものに置き換わるといっても皮膚になる細胞が血液に変化したり血液になる細胞が神経になったりする事は普通起こらない。
それは特定の働きを持つ(これを分化と言う)と他の細胞に変化しないと言う性質があるためだ。

しかし、この性質に反するものがある、それはなくなった組織を再生してしまう生き物だ。
このときどのように再生が行われるのかを研究すると、失われた臓器を新たに作る研究に発展できると考えられる。そこで今回は、その再生能力の大きい、プラナリアの再生に付いて学んでみよう。