分離の法則
純系 丸の遺伝子をAと記号で表すと1対の対立遺伝子が両方ともAだと考えられる。
純系 しわの遺伝子をaと記号で表すと1対の対立遺伝子が両方ともaだと考えられる。
いま丸のほうを花粉、しわをめしべとしよう。
丸の花粉が出来るときに2種類の配偶子が出来てそれぞれに別々の遺伝子が分かれてはいる。
これを分離の法則という。
丸の花粉には A という花粉と Aという花粉が出来る。
しわの花粉には a という卵と aという卵が出来る。
これが、それぞれ受精する!
このとき約束事がある。
1つは 表に表れやすい遺伝子(優性形質を決める遺伝子)を大文字で書く
表に表れにくい遺伝子(劣性形質を決める遺伝子)を小文字で書く。
これをつかって、花粉、卵の出来る種類を見てみると
A | A | |
a | Aa | Aa |
a | Aa | Aa |
この結果を見ると大文字のAがあると全て丸なのでこの雑種はすべて丸になる。
ここで、遺伝子の組み合わせを遺伝子型、表に現れる形質を表現型という。
ではこの雑種同士を掛け合わせよう。雑種を掛け合わせることを交雑という。
Aa同士を交雑、つまり自分のオシベの花粉を自分のめしべにつける。
つまり、自家受精をするものを考えよう。
花粉は A と a の2種類
卵は A と a の2種類
これを表にしてみよう。
A | a | |
A | AA | Aa |
a | Aa | aa |
となる。遺伝子型の比は AA:Aa:aa=1:2:1
Aがあれば丸なのでAAとAaは丸になるので1+2で3
丸;しわ=3;1
になる。