手軽に出来る演示実験

水酸化ナトリウムの性質
用意するもの
炭酸水素ナトリウム、薄い塩酸、ペットボトル500ml、水酸化ナトリウム(粒)
方法
ペットボトルに大匙3杯ぐらいの炭酸水素ナトリウムをいれる。薄い塩酸を30MLぐらい入れる。蓋をする。このとき炭酸水素ナトリウムが多過ぎると危険。さらに塩酸の濃度が大きいと反応が大きいので薄い方がよい。
しばらくしてペットボトルがパンパンになったら(ここで膨らみすぎたら危険なのですぐに蓋を開けられるようにする)
蓋を開けて粒状の水酸化ナトリウムを入れ、ふたをする。ペットボトルはつぶれ、水酸化ナトリウムにより二酸化炭素は吸収されることが分かる。

アルミニウムイオンと亜鉛イオンの違い
用意するもの
硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水溶液、試験管4本
硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛をを小匙3杯を試験官にそれぞれ取る。水にとかす。それぞれを2本の試験官に分ける。1本めの試験管に水酸化ナトリウム水溶液を少し入れる。両方沈殿が出来るのを確認する。次に多量にいれる。両方とも沈殿が溶ける。つまり、二つとも水酸化ナトリウムでは区別出来ない。同様にアンモニアで実験をする。亜鉛の方だけが溶ける。錯イオンの導入として使える。

炭酸水素ナトリウムの熱分解
容易するもの
炭酸水素ナトリウム、誘導管、石灰水(あらかじめ準備しておく)試験管ばさみ、ハンドバーナー

炭酸水素ナトリウムの入った試験管を2本用意する。一方を誘導管につなぎ、試験官鋏ではさみ、誘導管を石灰水に入れ、口が下に向くようにして加熱する。水が試験管の上部にくる。石灰水が白く濁る。石灰水から誘導管を離してから火を消す。ソルベー法の後半を実践出来る。さらに試験管が冷えたら、水を加える。炭酸水素なとりうむにも水を加える。フェノールフタレインをそれぞれに加える。炭酸ナトリウムが強いアルカリ性であることがわかる。

それぞれに塩酸を入れると二酸化炭素が出ることから炭酸塩は酸と反応して二酸化炭素が出ることを確認出来る。

カルシウムの反応
用意する物
カルシウム、金槌、金床、電気が流れると光る電球、試験管、水、着火マン

金床の上でカルシウムを叩いて薄くなることを見せる。電気がとおることを見せる。水を5分の一ほど入れた試験管にカルシウムを入れる。発生して出てくる気体を空の試験管にとる。反応が終わったら空の試験管にチャッカマンの火を近付けると。水素の発生を確認できる。

炭酸カルシウムの熱分解
用意する物
炭酸カルシウムの粉末(時間がない時はチョークをハンマーで粉々にする)、試験管、誘導管、石灰水

方法は炭酸水素ナトリウムと同じである。ただ熱しすぎると試験管が変形するので注意。出来た生石灰は発熱剤にはならないが強塩基出あることをしめせられる。また、酸と反応して二酸化炭素は出ない。

普段用意しておくもの
石灰水・・・水酸化カルシウム水溶液(水酸化カルシウムを試験管に入れ、水で溶かしてしばらく置く。その上澄みだけを取る)

以上が最近行った演示実験である。