硝酸とリン酸

前回は硝酸の作り方でおわった。硝酸はいろいろなものの原料になる。

火薬や衣料品、肥料から染料とそのようとはいろいろだ。その硝酸には大きな特徴がある。
原料も激しい性質で酸化させる力が大きい(酸化力がおおきい)

硝酸は反応しやすいので光や熱などで分解されてしまう。なので褐色のビンに入れる。
また、発煙し、銅や銀など普通の酸と反応しないものを酸化させる。

しかし、金属はそれを防御するかのように表面に薄い酸化皮膜を作る!この現象を不動態という。

さて、硝酸はここまでにして

リンの話 リンは戦争とキっても切り離せない縁がある。リンを使った毒ガスははじめ農薬を作る目的だったのだが生物兵器に利用された。

リンは体の中で重要な役割を果たす物質であるため、外から入ってくると毒になる。

リンも赤リンと黄リンがあるが前者は無毒だが後者は猛毒になる。

ここでこの猛毒の黄燐を少し作ってみる。試験管に耳掻き1杯ほどの赤燐を入れる。

これをガスバーナーで加熱すると20秒ほどで赤燐が黄色の蒸気になる。

これでばーなーから遠ざけ、すこしそのままにして試験管を冷やす。

そして、試験管の口に酸素を吹き込む
黄燐が激しく燃える。

三回ぐらいはこれが出来る。

さて、リンが燃えると出来るのが十酸化四リンだがこの物質は乾燥剤としてよく使われる物質だ。
この試験管の中にもこの酸化物が出来ているので、水を加えて加熱してみよう。
すると今度は燐酸が出来る。

燐酸は中ぐらいの酸だ。少し未反応の赤燐があるので、わかりづらいから試験管に少し取り、水で薄めよう。

この薄めた液にpH指示薬を入れる。この指示薬で色が赤くなれば酸性だ。

赤くなる。

酸性を示した(終わり)

授業が終わって
一つ一つの話に枝葉が多いのでなかなか先には進まなかった。
炭素までいくと思ったがリンまでで終わり。
明日は炭素だ!